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オークバークを徹底解説&おすすめの財布4点

このページではオークバークの長財布2点と二つ折り財布・小銭入れをそれぞれ1点ずつご紹介します。希少価値が高いので非常に高価なレザーです。

長財布

オークバーク・ブリストル

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中身をしっかりガードするラウンドファスナーを開けると、マチ付きで大きく開く小銭入れを挟んで、お札やレシートを左右に振り分けて収納可能。美しさと実用性を兼ね備えた旗艦モデルです。

● 73,000円

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オークバーク・ウェスターリー

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内外装のオークバーク、美しく処理されたコバを堪能できる、かぶせ蓋タイプの長財布です。小銭入れのファスナーにはYKK製のものをチョイス。常にオークバークに触れていたい向きにはこちらがお薦めです。

● 70,000円

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二つ折り財布

オークバーク・バットクーム

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2つに分離された札入れ、大きなマチ付きの小銭入れ、6つのカードポケット(内2つは札入れ内部に装備)にフリーポケットと、コンパクトながら実用的な機能がすべて盛り込まれた2つ折り財布です。

● 52,000円

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小銭入れ

オークバーク・パッチウェイ

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小銭入れを挟んで、お札などを折りたたんで入れる事を想定したマチ付きフリーポケットを2つ、カードポケット2つを装備し、ラウンドファスナーでしっかりとガード。手にすっぽりと収まるコンパクト設計です。

● 32,000円

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OAK BARK(オークバーク)とは?

ココマイスター公式サイトでは「紀元前の製法をルーツにした英国妙技」として紹介される「OAK BARK」。見た目も非常に個性的ですが、価格は長財布タイプで7万円以上。このオークバークと他の革との違いは、デザイン以外に一体どこにあるのでしょうか?

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公式サイトでは、オークバークにつき概ね次のように説明されています。

  • 英国で紀元前から続く製法がベース
  • 保護されたオークの木の皮のみを使い鞣(なめ)しを行う
  • オークの色そのもので着色
  • アナログな製法
  • この革で財布小物を製作するのは世界初
  • 完成に365日プラス1日という鉄の掟(昔はこの掟を破ると両手首を切り落とされた)

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「オークの木の皮のみを使う」というと、樹皮で出来ているのかと勘違いしてしまいそうですが、あくまで牛革に植物タンニン鞣(なめ)しを施したもので、そこは他の多くの皮革と共通しています。「鉄の掟」などという恐ろしげな説明はあるのですが、これだけの金額を出すには、もう一歩踏み込んで把握しておきたいところです。

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「OAK」とは木材のカシやナラなどの総称です。日本語では常緑樹の「樫(カシ)」と訳されているケースを目にしますが、イギリスの辞典を調べると寒冷地に多く見られる落葉樹とあり、同じブナ科でも「楢(ナラ)」を指すのが普通のようです。

いずれも「どんぐり」の実をつけ、材質は堅く強度のある高級木材です。タンニンを多く含む為、虫喰いや菌に強く、古くは海賊船の船板、ワインやスコッチ・アイリッシュウィスキーなどの樽、そして建築や家具などに幅広く利用されてきました。

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一方「BARK」というのは「樹皮」のことです。つまり「OAKBARK(オークバーク)」というのは、オーク材(ここでは特に欧州のナラ材)の樹皮を用いて鞣(なめ)した(牛)皮」という事になります。

次に、その特性と製造工程につき見てみましょう。

「皮」+「鞣し(なめし」=「革」

動物から採取した皮は、そのままの状態ではすぐに腐敗したり、乾燥すると硬化してしまったりで、製品として使用することは出来ません。そこで、皮を植物から採取されるタンニン(「渋(しぶ)」とも呼ばれます)に浸すことで、皮に含まれるタンパク質が化学変化を起こして安定した「革」になるのです。

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この一度起こった変化は不可逆性のもので、この工程を「鞣し(なめし)」と呼びます。ちなみに柿渋などもタンニンですが、口に含むと口中のタンパク質と反応して強い渋みを感じます。意外と身近なところで、誰でも「鞣し」を体験していると言えるかもしれません。

実は「鞣し」(tanning)の語源は、古いドイツ語で、非常に多くのタンニンを含むOAK BARK(オークの樹皮)を表すものでした。他にもチェスナットやミモザなどのタンニンを用いた鞣しや、現在の主流である化学薬品を用いたクロム鞣しなどがありますが、OAK BARKはその原点とも言えるものだったわけです。

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“The Art of Tanning” ~芸術的な鞣し(なめし)製法

OAKBARKを製造するタンナーはかつて英国に多く存在しましたが、ローマ時代から脈々と受け継がれてきたこの製法も、あまりにコストと時間がかかるが故に、ほとんどが淘汰されてしまいました。

その中で、現在も英国において伝統製法を守る唯一のタンナーとされているのがベイカー社(J&FJ Baker & Co.,Ltd.)です。そこでの製造工程を少し追ってみましょう。(尚、ココマイスターの公式サイトでは、タンナーの名前には触れられていません)

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芸術的とさえ言われるOAKBARKの製造は、まずはオークの皮の採取から始まります。春から夏にかけて剥ぎとった皮を2~3年かけて乾燥させた上で、2~3インチの大きさにまで細かく砕きます。そしてこれを冷水に浸した後、ポンプでタンヤードへと吸い上げます。

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ヤードは濃度を変えた72のピットに分かれ、各ピット内に渡した棒に皮をつるして全体にタンニンを行き渡らせます。ここでムラが出来ないように細心の注意を払います。3ヶ月かけてピットからピットへと漬け換えたら、今度は屋外の深いピットで、皮の間にオークバークをサンドイッチ状に挟み込む形で積層させ、9ヶ月寝かせるのです。

一般的なタンニン鞣しの製造にかかる期間は数ヶ月程度で、それでもクロム鞣しに比べると相当な時間がかかるわけですが、英国のオークバーク製造では、更にその数倍もの手間暇がかかっています。

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このようにして生み出されたオークバークは、非常に密度が濃く堅牢な革となります。前出のベイカー社は「なぜこのような手間暇のかかる方法をいまだに守っているのか」という問いに対して「我々が取り残されているというのもあるが(冗談ぽく)、靴の革底をはじめとする、最高級レベルの製品で需要があり、マージンを頂くことができるから」と答えています。

オークバークの色について

オーク(樹木)そのものから染み出た色で着色されているため、非常にプレインな色調で、ココマイスター製品で用意されているカラーバリエーションも、明るい色合いの「イングリッシュオーク」と、濃色タイプの「オイルブラウン」の2つのみです。この2色の違いも、含ませるオイルの量のみで色味に変化を付けたものとなっています。

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オークバークで特におすすめの財布

オークバーク・ブリストル

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中身をしっかりガードするラウンドファスナーを開けると、マチ付きで大きく開く小銭入れを挟んで、お札やレシートを左右に振り分けて収納可能。美しさと実用性を兼ね備えた旗艦モデルです。

● 73,000円

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